動物たちはこの意見にとても喜びました。もう人間の残酷な行いに苦しむことはないのです。すぐに、彼らの一人がガヤガヤした中で声を上げて言いました。「でも、もし人間たちを呼んだら、彼らは銃を持ってきていつものように私たちを殺すんじゃないか。」　会議は話すにつれて揺れ動きました。「じゃあ、彼らの子供を呼ぼう。彼らは僕らを傷つけることは出来ないし、僕たちに愛情を持ってるよ。」

その長い鼻でゾウは美しいメロディーを奏で、天に向かって良い心を持っている子供たちを捜すように頼みました。すぐに、繊細で滑らかな雲が地平線に現れ、三人の小さな子供たちがこの美しい場所に着きました。

彼らが森に着くと、ライオンは彼らに彼らが生きている悲しい現実について話しました。「子供たちよ、君たちは今起こっている悲しいことを知るために、この森に連れてこられたんだよ。人間たちはすべてを利用するために、その自由と知性を悪用しているんだ。もうそんなことが起こるのは嫌なんだ。だから、こんな状況を変えるために僕たちは集まったんだよ。君たちは人間たちの代表としてこの場所に招かれたんだ。」　ライオンの言葉を聞いた後、一時の静けさが森を包みました。そして、会議は始まりました。

トゥカーンが初めに話し出しました。「私たちは、初めは人間の家から、すべてをコントロールしなくちゃいけない。許可を求めずに家に入り、家を勝手に自分のものにできる。また私たちは、彼らが私たちにやってきたすべてのことを同じようにやるべきだ。彼らが肌でその残酷な行いを感じるようにね。」

「まったくだ！」　ウマがバカにしたような声で言いました。「僕たちは彼らの足に蹄鉄をつけて、　手綱にくくりつけ、重い荷馬車を無理やり引かせ、早く早く行くように命令できるね。もし何かの時に彼らが抵抗した時は、人間の皮で出来た鞭で背中を叩いて罰を与えられるね。」

「僕は望む人がみんな驚き、写真を取れるように、彼らをきれいな檻の中に閉じ込めることを提案するよ。彼らが外に出れないようにして、そこに寒いままで、時々は食べ物も与えず放っておこう。これはただ僕たちの気晴らしのためだけにやるんだ。」　と、憤慨したクマが言いました。

目に涙をためて、カナリアはその言葉を訴えました。「もし彼らを小さい檻に入れるなら、その後彼らが逃げられないように彼らの手を切り落としませんか。そして、その残酷な行いで彼らを服従させたら、美しくて幸せな歌声を歌わせましょう。彼らが私たちにやっている事と同じじゃないですか。」

動物たちが話しているすべてを聞いている時、一番小さい女の子が急に泣き出しました。そこでゾウは、動物たちの描写や提案がどんどん残酷になって、この小さい女の子を驚かせたことを知りました。そこで、彼らをやめさせて、彼女が眠るまで優しく寝かしつけました。

強く大きな声でライオンは言いました。「俺にも他のアイデアが浮かんだ。人間がサーカスと呼んでる場所を建てるんだ。そこで、食べ物も与えずに、曲芸をやらせたり繰り返し火の輪をくぐらせるんだ。そして、彼らが長い見世物の労働をやり遂げた時だけ食べ物を与え、もし彼らが命令したことを成し遂げなかったら、そうしたら罰を与えよう。」

「ああ、なんて恐ろしいことを僕たちは聞いてるんだろう！！　そしてこれらは人間が日々我々に犯している残酷な行為のほんの一部分だと思う。お願いだ、動物たちよみんな、問題の本当の大きさを知ることが出来るように、そして子供たちの意識を持ち、出口を探すために我々の手助けをできるように、自分の考えを話してくれ。」

子供たちに振り返りながら、ライオンは尋ねました。「子供たちよ、君たちはこの会議に参加していたいかい。いつでもここを去っていいんだ。でも、もし何かの結論に達したいなら、我々とここに残って参加するのが大切だよ。」　小さい歳にもかかわらず、子供たちはここに残って彼らの兄弟たち、すなわち動物たちに耳を傾けることが本当に大切なことだと、その心の奥で感じたのでした。そして、彼らはそこに残りました。

「それじゃ・・・」と、子キツネは話を続けました。「僕はこれを提案するよ。ライオンは人間たちが通る場所に、常に罠を仕掛けるんだ。そうすれば、彼は長い間ずっと家族のための食料を保存できるよ。

「人間たちはますます気が狂ってきている！！」　一つの大きな声に、すべての動物たちは誰が来たのかと振り返りました。それは不満に満ちたウシでした。「まさに今がこのような会議を開くときだ。もう俺はこんな風に生きたくない！！　人間たちを次のようにするのが良いと思う。初めに、彼らが怒り出すまでずっと閉じ込めておこう。その後、彼らがどうやっても逃げられないようにして、狭い空間に放り出すんだ。そして、剣で攻撃しはじめるんだ。彼らの怒りをもっと増やしたり、彼らが勝つことが無いように自分の身を守るためにね。「おおー！！」　すべての動物たちは声を上げました。「ショーはまさに始まろうとしている！！　疲れ果てるまで人間を走らせて、このショーを見るために大金をはたいて、かたずを飲んで見ている群集の前で、最後に人間を殺すんだ。そして、俺の偉業に誇りを感じながら、花やトロフィーや金を受け取り、みんなのコメントを聞くんだ。“彼は一流だ、誰も彼を殺すことはできない、彼は一番だ。”」

その時オンドリが割って入りました。「人間は残酷だ。創造してみてよ。我々の楽しみのために、死ぬまで彼らを戦わせるんだ。より早く相手を殺す方に金を賭け、彼らの怒りを増やすために電気ショックを与え、逃げたり我々を攻撃できないように彼らの足を縛り付けておくんだ。」

自分の番が来て、ガチョウは言いました。私は心底、人間の肝臓のパテを作りたいね。プロセスは簡単よ。４－６週間、１日３回、とうもろこしのペーストと人間の肉で作った食事を与えんだ。夕食には他のものと合わせて、彼らの体重の３分の１の量を与えるよ。そのために、特別な器具があるよ。時々、何人かは食べ物を吐き出してしまうから、首が抜けないようにして捕まえておくんだ。例え拘束された状態でたくさん動いたとしても、６週間で最高の人間の肝臓パテを作るのに最高の状態の、通常の３倍の肝臓が手に入るんだ。どう思う？」

「モーーーー！！」　雌ウシが鳴きました。「私たち雌ウシにとって、牛乳を他の動物たちと分け合うのは光栄なことだって。まったく、人間たちはもう自分たちの力に狂ってるよ。私は人間の雌たちを閉じ込めて、色んな機械で彼女たちの胸からでるミルクを取り出して保存したいよ。そして、いつでもミルクを飲めるように、彼女たちが継続的に妊娠し続けるようにして、彼女たちの子供たちは選別され屠殺所にいくの。なぜなら、まさに生まれた状態だから、その肉は柔らかくて食欲をそそるのよ。」

刻一刻と、会議はより激しくなってきました。すぐに、新しい動物たちのグループが近づいてきました。クマが彼らを迎え入れるために立ち去りました。

到着するとすぐ、イヌが声を上げました。「僕は人間たちを小さい頃から訓練しよう。僕に仕えさせるためにね。命令したことはすべて行うように教えるよ。新聞やスリッパを捜しに行くことから、僕の楽しみのために死んだふりをすることまでね。

同じように、新しいグループと一緒に到着した小さなサルが、真剣に話し始めました。「事は深刻だ。我々と人間にとても悩まされているから、私はこの会議に来た。彼ら人間は本当にその残酷な行いで、自分の首を絞めているんだ。僕の立場で、彼らが一体どこにたどり着いたのかを見せ付けるため、僕は彼らの脳みそを夕食に出そう。でも、彼らは生きているんだ。もちろん、アドレナリンによって頭蓋骨を割る痛みや恐怖からは解放されてるけどね。

ブルルン！！」　ロバが鳴きました。「僕はかわりに、僕の荷物を人間の背中に背負わせたいね。休み無しで長い時間歩かせて、もし休もうと止まったら、二度と止まることが無いように鞭で強く強く叩いて罰を与えなくちゃ。なぜって、時は金なりだからね！！」

「ああ、なんて人間たちはひどいんでしょ。想像してみてください・・・」　小さなウサギが言いました。「どうでしょう？　もし私たちが体に化粧品を使うなら、それが肌を痛めないように、化学物質を検査する必要があります。そうですよね？　人間たちを使いましょう。流れの度合いをみるために、彼らの目に強力な酸を入れましょう。そして、これは私たちが行う実験のほんの一部です。こんな形ですべての製品で試験をできますね。」

「私は、金属の棒で彼らの体を突き刺そうと思う。食べるその時まで、こんがり焼くための大きなオーブンに彼らを入れるためにさ。」　オンドリがごく自然にそう言いました。

「人間たちにとって、我々が彼らの子供たちを生まれた瞬間に引き離して、乳を与えるためでも、彼らを縛り付けて子供たちと触れ合うことが出来ないようにするのが大好きなんだと思うよ。」　ブタが付け加えました。

「それはなんて恐ろしいことなんでしょ。想像してみてください、子供たちよ。お母さんと引き離されてしまう、なんて酷い！！」　メンドリが話しました。　「もし我々が、あなた達が子供のときに、あなた達の歯を引っこ抜き指を切り取ったとしたら、どれだけ苦しみとトラウマを患うことでしょう。それは、すごい狭い生活空間のせいで、互いに争ったり自分をとても傷つけたりさせないためなんですよ。」

すぐに小さなネコが言いました。「ニャーー！！　僕は、立っていることすら出来ないできないような狭い場所に捕えられて、恐ろしい形で、まるで食料や死体として売られている人間を見たいね。まだ生きていても、熱湯の入った大きな鍋に放り込み、その後は、生きてようが死んでようがお構いなく、彼らの皮をはぐんだ！！」

「そうだ、その通りだ、とっても残酷だ！！」　牝ウシが憤慨して叫びました。その後、ブタは続けました。「もちろん、彼らの体をバラバラにして、一つも無駄にせずに売るんだ。彼らを本当の人間としてではなく、儲けと欲の対象ととして見なすんだ。」

「なんて狂ってて、考えなしなんだろう！！　彼らは自分たちが神とでも思っているんじゃないか。ありえない！！」　メンドリが言いました。「我々もまた始めよう。彼らのDNAを変えるための研究を続けるのに、時間を費やそうじゃないか。そして、子供たちは皮膚や腕が無いままで生まれるんだ。それなら肉の準備や彼らの管理が簡単になるよ。」

突然、ゾウの鼻の１点から音が聞こえました。それは小さなアリでした。「私たち、最も小さい虫たちのことも聞いてよ。彼ら人間は残酷さ。僕は、彼らが僕たちにやっているように、すべての小さい人間たちを取りだそう。想像してみて、大きな人間チョコレートボンボンさ。同じように、まだ生きている状態で、彼らの胴体を熱いチョコレートに浸すんだ。そのあと、彼らを包装して、輸入お菓子のようにして売りに出そうよ。」

ペリカンの口の中には、海からの出席者がいました。それは伊勢エビでした。同じように、深い海の底で、森の会議に情報を持っていくために、海の動物たちが集まっていたのです。